100円で購入できる無地Tシャツって?
無地Tシャツを調べていると、「無地Tシャツ 100円」というキーワードが出てきます。
実際に100円で購入できるものなのか、そして100円の無地Tシャツとはどのようなものなのか。
無地Tシャツを販売してきて10年(2017年2月現在)の販売員なりに考えてみました。
1-0、無地Tシャツが100円について
1-1. 一番安く販売していた無地Tシャツの値段
1-2. 今と昔の無地Tシャツの値段
1-3. 無地Tシャツを100円で販売しているところを検索してみた
1-4. 100円の無地Tシャツの品質
1-5. 無地Tシャツを100円で販売するということ
2-0、無地市場で安く販売している無地Tシャツ
2-1. 在庫処分の激安の無地Tシャツ
● まとめ
無地Tシャツをできるだけ安く購入したいということは誰にでもあると思います。 安く購入したいときの用途は、「イベント事で大量に必要になったから。」「消耗品なので安く探している。」「品質など気にしないので安さを求めている。」 など、できるだけ安く求めている状況だと思います。そんな時、無地Tシャツが100円という激安価格で購入出来たらよいですよね。「文化祭で使用したいので出来るだけ安い無地Tシャツを探している。」というお客様も多くいらっしゃいます。 そんな中で無地Tシャツを調べてみると、無地Tシャツ100円というキーワードがありましたので、実際に調べてみました。
そもそも、無地市場の自社内では一体いくらの無地Tシャツが最安値なのか調べて比較してみることにしてみました。なんと一番安い無地Tシャツでも417円/税込のお値段がします。 (2017年2月現在)仮に100円の無地Tシャツが税抜価格だとしても、309円の差があります。こうしてみてみると無地市場の価格がものすごく高いように感じてしまいます。それならば、無地市場で100円で販売している無地Tシャツを仕入れて、150円くらいで販売出来るのではないか。 そう考え100円で購入できるサイトを調べてみました。
実際に100円で無地Tシャツを販売しているお店を探す前に、無地市場が現在販売している最安値の無地Tシャツが417円であるということに、ものすごくお値段が高いように感じてしまいますので、これまでに販売してきた無地Tシャツの最安値を言い訳させていただきます。 通期(在庫処分価格ではなく)で販売してきた最安値の無地Tシャツは168円(税込:2009年頃)、在庫処分で販売した無地Tシャツの価格は99円(税込:2011年)です。 なんと100円を下回っているではありませんか!しかしながら現在は販売しておりません。申し訳ありません。
やはり同業者としてもそうですが、一般のお客さんの立場として、100円で購入できる無地Tシャツには興味がありますので実際に検索して調べてみることにしましたが、正直申し上げますと、1色1か所1枚100円で無地Tシャツをプリントしているところや、知恵袋で100円以下の無地Tシャツを探している方、キーワードに無地Tシャツ100円と含ませ、検索に引っかかるようにしているサイトがほとんどでした。
実際に100円で販売しているサイトもあるのかもしれませんが、検索上位100のリンク先を調べてしましたが、無地Tシャツを100円で販売しているサイトを見つけることが出来ませんでした。100円で無地Tシャツを販売することは難しいのでしょうか。実際に安いといわれているG.U(ジーユー)などで探してみても100円では売ってくれませんでした。
※検索キーワード「無地tシャツ 100円」、検索サイト「Google」、2017年2月21日現在
では100円で購入できるとしたらその品質はどのようなものになるのでしょうか。ここでは企業としてやっていけるぎりぎりの範囲の粗利と、企業努力により、配送コスト、人件費、保管費など徹底的に削り、100円未満で無地Tシャツを仕入れて、100円で販売したと仮定して検証してみます。 粗利は最低でも20%は欲しいところです。そう考えると、無地Tシャツの仕入価格は80円。(税抜きで考えております。)80円でメーカーが卸しているということは、メーカーも利益を出さなければ日本の経済は沈没してしまいますので20%の粗利。(一般的なSPAは50%以上といわれております。) ということは、64円の無地Tシャツになるのですが、海外(現在ではバングラディッシュやベトナムなどが一番安く、安定して作れるので、中国ではなく東南アジアで考えます。)その海外の工場も人件費など利益を出さなければいけないので、粗利はみんな仲良く20%にしてみます。(このほかにも、テキスタイル業者など様々ありますが割愛します。) そのように考え、最終的には無地Tシャツを100円で販売したとすると、1枚辺りの原価は45円程度になるのではないかと考えられます。45円の原価。うまい棒は5本買えませんし、よっちゃんいかなら1個、私のだいすきなぷっちょグミは買えないのです。 その品質は言うまでもなく、まさに消耗品というにふさわしものとなるでしょう。
インターネットが普及して、欲しい情報が欲しい時に手に入り、情報の比較が容易になりました。その反面、価格の過当な競争が起こり、100円で無地Tシャツが販売されるようになってきたのではないでしょうか。 逆に言ってしまうと、100円ではない無地Tシャツも100円で販売せざる負えない状況になってしまっているのかもしれません。メーカー小売り希望価格があるように、本来は1000円で販売したいものが、500円、400円、300円というように値下がり、「300円の無地Tシャツでこれくらいの品質ならば、500円の無地Tシャツでこんな品質はないでしょう!」という風になってしまっているように感じます。 ”今期中に販売したいから””在庫分を処分してしまいたい”というように時にはセール価格でもよいかもしれませんが、ずっと、いつも100円で無地Tシャツを販売していくのは難しいことなのでしょう。
ここまで記載していうのもなんですが、在庫処分の無地Tシャツが出てきました。メンズではなくレディースの無地Tシャツ、カラーやサイズも限定されてしまうのですが、100円台で在庫処分しております。
税込162円
【在庫処分100円台!】カラー・サイズ限定!4.1オンス薄手のキュートな定番レディースTシャツ
品質のいい無地Tシャツが100円で手に入ったら、もしくは仕入れられたら、もっともっとお客様に喜んでもらえるし、探している方はいっぱいいます。いつもずっとは難しいかもしれませんが、在庫処分で(上記のTシャツも通常価格は766円です)販売しますので、その時にめぼしいものがあれば是非ご購入下さい。これからもよい品質、安い値段の商品を開発してまいります、
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