1.透けない白Tシャツの開発
数多くいただくお問合せの中で、透けない白Tシャツはありますか?というご質問を頂きます。
厳密に言ってしまいますと、白いTシャツを着用すれば100%絶対透けない物はほぼ存在しないと思います。
もちろん世の中には全く100%透けないTシャツも存在するかもしれませんが、どんな着方をしても透けないTシャツは今のところ見たことがございません。
しかしながら、Tシャツの着用の仕方・サイズ・密着度により透け感はだいぶ軽減されます。
詳しくは前回執筆致しました、(2018/1/22 透けない白Tシャツについて)をご確認ください。
透けにくくするために下記のことをすれば、透け感は軽減されます。
・大き目サイズを着用する
・2枚重ねで着用する
・お直ししてもらう
残念ながら、上記が現状の解決策です。
その為、現在無地市場では、ピタッと着用した場合でも(例えば海外のスターのように体にフィットしたTシャツ)、透けにくいような白いTシャツの研究・開発をしております。
形もスタイルもかっこよく、体にフィットしたTシャツ。そして日本人の体形に合う形。
究極は日本産の綿を日本の工場で編んだ、最高の白Tシャツを作ろうとしているのです。
2.現在(2018年1月現在)一番厚手のTシャツとの比較
上記の画像ですが、2枚の白Tシャツが並んでいます。
右側は2018年1月現在で一番厚手のTシャツ(商品はこちら)です。生地の重さ=厚みとなりますが、10オンスを超えた業界初ではないかという厚みに仕上がりました。
一般的にヘビーウェイト(厚手)と呼ばれるTシャツは6.2オンスを超えたあたりから、厚手と感じられます。使用する糸の太さにもよりますが、厚手のTシャツと記載しているものは6オンス以上のものです。
そんな中、10オンスという驚異的な重さのTシャツに仕立て上げ、規格外のTシャツが出来上がりました。
厚手であることは、つまりTシャツが透けにくい事と同じことです。
その超厚手のTシャツと比較していただくものが、画像左側のTシャツです。
生地は横方向に伸縮性のあるフライス編み(女性が着用するような、ピタッとするTシャツに使われます)、生地の厚みは7オンスから8オンス程度まで抑え、ゴワゴワ感を軽減。更に、綿は日本産を使用し、編む工場は日本の工場、つまり日本製100%=Japan made 100%で作ろうということです。
ここまで素材にこだわり、形にもこだわり、生産にこだわり、そして透けにくい。そんなTシャツを開発しようとしているのです。
下の画像をご覧ください。
カラフルで鮮やかなカタログをTシャツの間に入れてどれだけ透けるかを試しました。
3.Tシャツの透け感の結果
更に下の画像をご覧ください。
※画像を修正しておりません。ナチュラルな結果を表示しております。
左側の10オンスの超厚手のTシャツでもうっすらと透けてしまいます。これが現状なのです。更に右側の研究中のTシャツもうっすらとですが透けてしまいます。
ただ良く確認してみると、カタログの肌の部分や茶色の部分はほとんど透けず、モデルが着用しているTシャツのシルエットがうっすらと透けているのがわかります。
つまり、白Tシャツのインナーに、異なる白Tシャツを着用すると透けやすいということがわかりました。
上記の結果から、肌はほとんど透けないということがわかりました。
4.チャンピオンとの闘い
人気のチャンピオンのTシャツと比較してみようと思います。
使用するチャンピオンのTシャツは、無地市場でもかなりの数が出ている、6オンスのチャンピオンのTシャツです。(チャンピオンのTシャツの商品はこちら)
方法は同じカタログを入れて透け感を確認します。
5.すべてのTシャツの透け感の比較
やはり結果はチャンピオンのTシャツは6オンスの素材ですが、かなりの透け感が出てしまいます。
3枚ともに黒い文字部分が透けてしまいますが、これは致し方がない事だと思います。
どういうことかといいますと、ピンポイントでは、真っ黒は透けてしまい、目立ち方が激しい為といえます。
もう少し研究・開発が必要ではありますが、現在のところ
10オンスの厚手に引けを取らない、透けないTシャツ、乳首が透けないTシャツになっています。
早いところ、この最高のTシャツを開発し、世の中の悩みを解決したい次第です。
もちろん、世の中には透けにくいTシャツは販売されておりますが、一つ言えることは、形がかっこ悪いのです。
ベーシックな形のTシャツは多々存在しますが、着用したシルエットが最高にかっこよく、それでいて透けない、フィットするTシャツを開発いたします。
研究が進み次第、続報をお知らせいたします。