ユニクロのTシャツとUT。やはりUNIQLOは凄かった。
無地市場はTシャツをインターネットで販売してから12年の月日が経過しました。
そんなアパレル企業の売上高順位の企業といえば、
1位、ZARA(インデックス)
2位、H&M(エイチアンドエム)
3位、ユニクロ(ファーストリテイリング)
4位、GAP
といった誰でも聞いたことのある企業が名を連ねています。
世界のアパレル企業の中で、日本のユニクロが3位というポジションにおりますが、(手前味噌ですが)無地市場のアイテムはユニクロよりもいい商品を販売しているという自負もあります。(圧倒的に商品数が少ないですが)
しかしながら、やはりユニクロの品質やデザイン、素材へのこだわりは感服しかねないほど素晴らしいものがあります。
そんなライバル(ユニクロはそんなこと微塵も感じていないと思いますが)のアイテムの凄さを徹底的に調べ尽くし、褒めちぎってみようと思います。
1. ユニクロのドライTシャツ
ユニクロのインターネット通販ではドライTシャツが2種類あります。
まず1点目の商品名は「ドライカラークルーネックT」です。
素材の構成は綿66%、ポリエステル34%のT/C混紡素材。
俗に言う、6535という素材配分に近い作りのTシャツです。
ドライTシャツに於いて欠かせない素材といえばポリエステルですが、ユニクロのドライTシャツは綿を含む混紡素材の為、100%ポリエステルの素材に比べ、肌さわりと吸湿性がアップしますが、その分、速乾性はポリエステル100%に比べ劣ってしまいます。
綿100%の素材に比べれば、ドライTシャツよりではありますが、完璧なドライTシャツかと言われればそうではありません。
また、綿とポリエステルの混紡素材の場合は、毛玉ができやすいというデメリットもあります。主に綿に対しポリエステルの配分が多くなればなるほど、毛玉ができやすいですが、今回の素材配分では綿66%に対しポリエステル34%の為、すごい毛玉が出来るということはないと思います。
価格が500円台という激安の値段ですので、価格で選ぶならドライカラークルーネックTでしょう。
2. ユニクロのドライEX
2点目のドライTシャツの素材構成はポリエステル100%のドライTシャツらしいドライ素材です。
一つ目の注目のポイントは抗菌防臭機能が付いているという点ではないでしょうか。
ドライTシャツのメリットといえば吸汗速乾に優れている点ですが、反面、汗が乾いたときに不快な匂いが残ってしまうという点があげられます。
そのデメリットをカバーしたTシャツがユニクロのドライEXです。
二つ目の注目点は、前後の異なる生地とTシャツの作り方です。
ドライTシャツを使用する用途は運動やスポーツの場面が多いと思います。体を動かしたときに、意外と縫い目が素肌に擦れてしまい不快な着心地になってしまうこともありますが、ドライEXは、横割りではなく丸胴タイプで、肩からアームホールにかけての縫い目は滑らかに仕上がっております。
更に、面白い点が、前面と後面では編み方がことなり、前は天竺編み、後はメッシュ素材になっています。
考えられることは、前面もメッシュにしてしまうと透け感が半端ない点と、プリントなどの加工もしやすい為、前は天竺編みで、後は通気性を考えメッシュ素材にしていると思われます。
こういった点は、「さすがユニクロ」と感服してしまいます。
機能性を向上し、動きやすさと着心地を追求したドライEXもおすすめの1枚であることは間違いありません。
3. ユニクロのスーピマコットンTシャツ
スーピマコットンに関して語るのであれば、実は正直これまでスーピマコットン自体あまり意識しておりませんでした。
私が意識するようになったのは、やはりUNIQLOの存在が大きいところがあります。
ユニクロが大々的にスーピマコットンを使用したTシャツを全面に打ち出し、「スーピマコットンって何?」と感じられた方も沢山いたと思います。
その中の一人が私であり、衣類を扱う店員としては実際に着用してみないとわからないということでスーピマコットンTシャツを着てみたところ、通常の短繊維の綿では味わうことのできない素材の柔らかさと、優しい肌さわり、程よい光沢感に度肝を抜かれました。
一般的に綿は繊維が長く細いものほど高級品であるといわれております。
スーピマコットンを調べてみると、米国のピマ・コットンを100%使用したものにつけられており、「スーピマ®」はアメリカのスーピマ協会の商標であるということです。
兎にも角にも、写真や画像だけでは表現し尽せない、肌さわりと着心地は、一度着用をおすすめしたいところです。
と言いつつも、これだけの肌さわりのTシャツですので、私の使用用途はもっぱらインナー(寝間着)に用いられております。
カジュアルなコーデというよりは、リラックスしたい時に着用するのをおすすめしたい素材であることは間違いありません。
シャワー後に、お風呂の後に、袖を通してみてわかる心地よい風合いのスーピマコットンTシャツはこれもまたユニクロで購入したいおすすめTシャツです。
4. UT(デザインTシャツ)
UTに関して言わせていただくのであれば、さすがのユニクロと言わざるを得ません。
数多くの版権を所持しており、それでいて、激安でTシャツを購入できてしまうことは他では決して真似のできない事であります。
UTは遊び心をくすぐるデザインから、アートなデザインまで含まれております。
まず私個人の趣味ではありますが、UTでおすすめしたいデザインはユニクロ×マーベルです。
マーベルは男の子であれば憧れるアメリカンコミックスに代表されるヒーローものですが、そのヒーローのデザインがプリントされたUTは1枚は手に入れたいところです。
デザインはあくまで実写ではなく、コミックスで描かれたものがプリントされており、少年の心をくすぐる仕様です。
素材は綿100%、厚みは仕様に記載されていない為、詳しくはわかりませんが、着用した感覚と手触り重みから、おそらく5オンス前後の中厚ではないかと思います。
形もシンプルなクルーネックで首元はシングルステッチで縫製されております。
UNIQLOのTシャツ自体のクオリティはシングルステッチでリブにスパンデックスが入っており(と思う)リブ幅が比較的スリムの為、スタイリッシュな形です。品質に関しても申し分ない上に、1000円程度の激安値段でマーベルのデザインのTシャツが手に入るの為、全体の満足感は高いです。
おすすめのファッションコーデは、やはり短パン+UT(マーベル)でしょう。
大人も少年のようにピュアな気持ちに変身させてくれるユニクロ×マーベルのTシャツは買いだと思いますが、実は一つだけデメリットもあります。
それはやはり、他の人と被ってしまうという点です。
有名どころのキャラクターではスヌーピーやミニオンなどのキャラクターものがある、個人的にはキース・へリングやティモシー・グッドマンなどのポップなアートのデザインが好みです。
世界的に有名なデザイナーのTシャツが格安で手に入る一方、これだけ安くTシャツが手に入り、更にデザインされたものが数多く販売されていると、どこかで誰かとばったり同じコーデになりかねないという点だけは、どきどきと不安を隠せないことは否めないのであります。
5. まとめ
ユニクロの凄さは何といっても品質基準ではないでしょうか。
すごい数の店舗があり、例えばA店で購入したTシャツとB店で購入したTシャツでは、サイズ感が違ったり肌さわりが違ったりしたらクレームになりかねません。
それを統一の品質基準で販売されているということは、本当に頭が下がる思いです。
結論はユニクロのTシャツは本当に素晴らしい品質と価格帯であると思います。
私たちは、世界的企業のユニクロに対し、像とアリほどの、いや、それ以上の違いはありますが、Tシャツ、服を通し、弊社を選んでいただけるお客様に対し、ユニクロにも負けない喜びと楽しみを提供していこうと誓うのでした。